2016年10月21日金曜日

地震への備えを!

つい先ほど、鳥取県で大きな地震があったようですね。大阪の診察室でも明らかな揺れを感じましたので、きっと大きな揺れが現地ではあったことでしょう。当院の患者さんで鳥取から通院されている方もいますので、心配ですね。

このブログでも何度も繰り返していますが、災害への備えを平素から怠らないようにしましょう。薬の変更がない方は最低でも2週間、よければ1か月ぐらい余りを持っておいて、いつも古いものから使っていって入れ替えていくようにしましょう。急な災害で受診できなくなっても、そのぐらいの備蓄があればなんとかなります。災害時に常用薬が切れてしまう、これは大きな不安材料になります。特にてんかんの方は不眠等があると発作が起こりやすくなってしまうこともありますし、災害時こそ薬を続ける重要性は増します。

また備蓄薬は1か所だけに保管するのではなく、何カ所かに分けておいておくといいでしょう。いざという時に取り出せなくなるリスクを軽減できます。また普段から財布などにも入れておき、外出先などで災害にあった時にも薬が切れないようにしておきましょう。

また、緊急時に家族やかかりつけ医への連絡方法を確認しておくことや、かかりつけ医が連絡が取れなくなった場合に備えて(かかりつけ医も被災している可能性が高いですし)、病状等について相談できる窓口を知っておきましょう。てんかん協会の相談電話や、静岡てんかん・神経医療センターのてんかんホットラインはそうした場合に役に立ちます。

日本に住んでいる限り、地震に絶対に遭遇しないと言いきれる方は皆無です。絶対に備えを怠らないようにしましょう。

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