2017年7月24日月曜日

日本てんかん学会近畿地方会で座長をさせていただきました。

昨日大阪大学中之島センターにて日本てんかん学会近畿地方会が行われました。成人てんかんのセッションの座長をさせていただきましたが、活発な質疑があり、「座長はいるかいないかわからないぐらいがちょうどいい」という某先生のお言葉らしい座長ができたかなと思います。どうしても聞きたい質問だけはしてしまいましたが・・・・。

特別講演の2題もとても臨床的で大変勉強になる内容でした。妊娠とてんかんのセッションでは、不妊への抗てんかん薬の影響や、葉酸摂取量について質問させていただきました。胎児への影響に焦点を当てた抗てんかん薬の調整に比べると、そもそも妊娠する段階での抗てんかん薬の影響、というのはまだ知見が少ない部分です。また妊娠可能年齢の女性において、てんかんを合併する、あるいはてんかんのない方でも現在は葉酸の補充が推奨されていますが、その補充量については各国で対応が分かれているのが現状であり、日本の0.4㎎から欧州での5㎎まで大きな差があります。他の先生のやり方をおうかがいしてみたく、質問させていただきました。

学会は他の先生の色々な考えに触れる貴重な機会ですので、今後も積極的に参加したいと思います。

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